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冬青社
カテゴリー:Book
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カスタマーレビュー ![]()
ヨーロッパ魔法雑学入門書?
(2004-03-12)
ハリー・ポッターシリーズで魔法使いの出てくるファンタジーの面白さに目覚めた方にとっては、ゴブリン、錬金術師、ピクシーなどは聞きなれない言葉だろう。ハリー・ポッターシリーズは、そんな「魔法使い文学初心者」の方でも楽しめるし、ヨーロッパの魔法使い文学や魔術の歴史・昔話や神話に興味を持って知識のある人でも楽しめるお話なのだ。
とはいえ、話の中に出てくるアイテムや単語がどういう意味をもち、それはヨーロッパのどんな歴史的伝統に則っているのかを知っていると、物語が何倍にも楽しめることは間違いない。しかしそれを網羅するには大分いろいろな本を読まなくてはならないだろう。
この本は、「魔法使い文学初心者」なら「なるほどね」とうなづきながらページを繰るに違いない、そんな魔法雑学がたくさん詰め込まれている。
なかなか楽しめる1冊である。

魔法使いは怖くない?
(2001-11-25)
『ハリー・ポッターと賢者の石』を読み始めた頃、とても面白かったので、友人達にお薦めしていた。ついでに仲良しの英会話のイギリス人の先生にもこの話をした。ざっとストーリーを説明したら、明らかにわかるほど彼女の顔が曇った。そして次に英語で、こういう趣旨のことを言われた。
「魔法使いの存在を信じるのはいけないことだ。」
そういえば、映画『ゴースト』の話題が出た時も彼女はその話題(幽霊の存在)を選ぶこと自体が有罪であるような反応を示していた。つまり、彼女を支えている文化では、魔法使いとか幽霊の出てくる本はたとえ童話であっても許せないということなのだ。彼女の文化を理解すると共に、私のいるところの文化がそういう制約から自由であることはラッキーだったと思った。
魔法使いとか幽霊の出てくる本を許さないという考えでいたら一生『ハリー・ポッター』シリーズの面白さを味わうことは出来ない、とつい得意気になってしまいそうだけれど、良くも悪くも魔法使いについての伝説が数多くあったからこそ『ハリー・ポッター』シリーズが生まれてきたのだ。
安心して読める文化に在住していることを感謝しつつ、せっかくだから伝説の魔法使いのこと、ホグワーツの紋章の由来、彼ら/彼女らの名前の由来、どうして魔女は箒にまたがるのか等を知って、もっともっと『ハリー・ポッター』シリーズの奥行きの深さを堪能しよう!非ヨーロッパ人として異国のファンタジーをただ味わうだけではもったいない。

