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中央公論社
カテゴリー:Book
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カスタマーレビュー ![]()
山峡の平家たち
(2007-11-17)
著者は民俗学的な著作の多い文筆家。
本書は色々な平家伝説を取り上げ、自由に空想を巡らせたもの。
いまでも山間部に平家の落人が住み着いた村というのがある。あるいは、安徳天皇が壇ノ浦では死なず、生き延びて暮らした土地というのも各所にある。そういった伝説がなぜ発生したのか。そこのところを民俗学的に論じていく。山中の被抑圧民、流浪の琵琶法師、系図作成者の訪問など、なかなか興味深い側面から考えられており、けっこう面白かった。
しかし、かなりの程度まで思考実験的であり、足下の不安さを感じさせる本でもある。読んで、何かのヒントにするには良い本だが、そのまま鵜呑みにしてはいけない。

