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新潮社
カテゴリー:Book
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発売日:2008-09-25
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カスタマーレビュー ![]()
須賀ファンとしては読んでしまいます
(2008-11-01)
56歳から執筆活動を始めて69歳で亡くなった須賀さんの作品数は少ない。
新刊と名の付くものは必ず買い、年に1回か2回の須賀さんに関連するTV放映は、注意深くチェックして見逃さないようにしている。
須賀敦子没後10年の特集号。 「須賀敦子が愛したもの」
二章構成になっていて、第一章は須賀さんの作品に登場するイタリアの各地を紹介しながらエッセイの一部を載せるという、そういってはなんだが誰でも思いつくような企画だ。
それでも見応えがあるのは、芸術新潮の写真が素晴らしいからだ。
ジョット展に2回通った効果で、アッシジの丘に立つサン・フランチェスコ修道院と、教会内部の壁に描かれたフレスコ画のページでは、文字が読めるようになったハイジのように急に世界が広がった。
ローマに留学していた時代の須賀さんが、夢中になってアッシジへ通いつめた気持ちが、ほんの少しだけれど理解できるようになったかもしれない。
ローマからアッシジまでは200km近くあって、汽車の費用もかかるから簡単には行けない。
『だれか車を持っている友人が、アッシジに行こう、と言っているのを耳にすると、すりよって行って、連れてってと懇願した』
須賀さんはまるい人なつこい笑顔で、でも迫力十分で迫ったのだろうね。
第二章は松山巌のエッセイである。
今回の企画「須賀敦子の愛したイタリア美術を訪ねる」の旅に参加した松山さんは、霧の向こうの須賀さんと会話するようにして思い出を語り、絡めるようにしてイタリア美術の紹介をしている。
かなり読みでがあります。
実はまだ読み終わっていないのです。 けちけちと惜しんで読んでいるからだろうか。
第一章は視覚に訴え、第二章は文章を読ませる構成で、10月号の半分、100ページ近くを特集に割いているのはすごいと思う。
須賀ファンが、夢中になって買うことを予想したのかしら。

