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Henry James

Oxford Univ Pr (T)

カテゴリー:Book

セールスランキング:41238

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レビュー(Amazon.co.jp)

???下巻は第7章から最終第10章までを収録。主要舞台はロンドンから、ミリーが宮殿を借りきって住み始めたヴェニスへと移る。

???ケイトは、いよいよ余命いくばくもなくなったミリーの遺産の恩恵に浴するため、恋人デンシャーになんとミリーと結婚することを提案し、ミリーには、自分はデンシャーを愛していないと告げる。それを真に受けたミリーは、彼への想いを一層募らせる。ヴェニスに残ったデンシャーは、ミリーとの面会を重ねるうち、特別な感情を抱きはじめる…。

???どこまでも実益を求める迫力に満ちながら、同時に嫉妬にも苦しみ始めるケイト。彼女の矛盾に満ちた人物像は、人間の複雑さの造形がことごとくみごとな本作にあっても、その最たる成功例といえる。ケイトとデンシャーの関係の行方は、最後の1文まで予断を許さず、意外とも必然ともいえる結末が待っている。ジェイムズが執拗なまでに描写する人間心理の底知れなさが、読後しばらく余韻となって残る。(岡田工猿)

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カスタマーレビュー

心理小説  (2008-04-21)
ヘンリー・ジェイムズ作品の中でも個人的に一番好きです。
特にこの下巻では執拗な心理描写が精彩を放っていると思います。

ストーリーは主に女二人と男一人の話。
あるカップル(「打算的な女」と貧乏な男)のもとに、天涯孤独な金持ちの女が現れる。
その金持ちの女は貧乏な男に好意をいだいているようである。そこで二人はある計画を…
金持ちの女の美しさを執拗に描写するジェイムズの筆捌きが素晴らしい。
しかしながら「打算的な女」にも同情できてしまい複雑な心境を味わう事ができます。
翻訳の質は、ジェイムズの特徴的な英文を再現することの困難さを考えると
そんなに悪くないかなと思います。
しかしながら文体が重要な作家なので翻訳者の感覚がしっくりこない人は
楽しめないかもしれません。

イアン・ソフトリーによって映画化もされています。
その映画も比較的評判が良かったようですが
だけど、やはりヘンリー・ジェイムズの良さは小説でないと…

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翻訳がいまひとつ、いやいまふたつなのが難点  (2007-05-03)
ヘンリー・ジェイムズほど小説の企みの上手い作家も英語圏では珍しいのだから、本書は文庫版で読めるという意味で僥倖のはずなのだが、いかんせん翻訳がいまひとつ、いやいまふたつ。日本語が下手なのだ。せっかくの原文のすごさが、これでは読者に伝わらない。もっと上手い訳者はいくらでもいるだろうのに、なんでこんな訳本を文庫化したのか? 
講談社の編集者はダメなのだろうか?

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主人公がいい  (2004-12-20)
美しく野心があり、実行力がある、伝統ある英国の、でも貴族ではない女性・・・主人公がとにかく魅力的で、他のキャラクターも彼女に引っ張られて話が進んでいくのですが、私も彼女から目が話せないまま読み終わった感じです。

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