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Hodder & Stoughton Ltd
カテゴリー:Book
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カスタマーレビュー ![]()
エンターティメント小説としては普通。
(2008-03-07)
kingの小説は昔から好きでした。今までは訳本で楽しんでいたのでそろそろ原書を読みたいと思って購入したのが本書です。
冒頭のシーンは衝撃的で、スピーディで何が始まるんだろうという緊張感が漂っていました。主人公が最初の街を出るところまではけっこうなペースで読んでいたのですが、その後からは移動、phonerの集団との虐殺合戦、また移動、戦い、移動の繰り返しに終始していたような気がします。進むごとに明らかになっていくのかと思われたphonerの習性(集団で行動する、一定時間の休息、音楽機器の役割)の必要性、能力の説明も曖昧なまま。pluseとはなんだったのか?読み終わっても答えは分かりません。
もし本書がホラー小説ではなく、SF小説だったなら、もっと細かいpluseとphonerの設定が用意されていたのではないでしょうか。
ただ、最後のシーンすらもはっきりしない終わり方をしているところを見るとkingが書きたかったのは、pluse自体がなんなのかということではなく、なんだかわけの分からない恐ろしい混乱の中で、人はどう行動するのか、ということなのかもしれないとも思うのです。そこに正しいとかうまくいくとかいう保証はないけれども、混乱の中では何かをしなくちゃいけない。
そう、あんまり設定に気を取られなければエンターティメントとして普通に面白い小説なのです。
いっそ変な理屈をつけず、pluseは何かの呪いとか未知のウィルスのせいにしたほうがよかったのではないでしょうか?それともどうしても世の中にあふれている携帯電話に絡ませた話が書きたかったのでしょうか。(どうもkingはいまの携帯氾濫時代をにがにがしくおもっているような描写がありますしね)

期待はずれか?
(2008-02-10)
SKの本は初めて読むので、著者の特徴などは全くわからないが、本書だけで判断すれば、プロットの仕掛けが大雑把な感じがした。携帯文化の中で起きる事件だが、なぜどの様な意図でなされたのかよくわからない。細かい因果関係も不明な部分が多い。また全体に話しの展開が遅いように感じられる。
基本的には話題のある作家なので、本書以外も読んでみたい。作者の特徴がわかればもっとよく理解できる様になるかもしれない。

When is king novel not a king novel ?
(2007-07-19)
As a long time reader of Stephen King ( that is to say, I have read them all), I waited for a long time to get to page one of this book; Cell. Good idea: Signal down a cell phone, world goes mentally bonkers. But, when I look back at his other books, Green Mile, Needful Things, Insomnia and The Langoliers, I have to wonder if its true what they say, " Stephen King is just not trying any more". I don't believe that. I believe he is trying, but he's just as gripping as he was. I think you should read this, and then read an older novel from The King. The comparison will astound you. I give it three stars. Good idea, good effort, but I was glad to get to the last page and move onto something else.

事件の背景と結末が最後まで明らかにならないのは
(2007-01-29)
事件の背景と結末が最後まで明らかにならないのは何となく消化不足な感じが残りました。携帯電話という着目点は良かったと思うのですが、コンピューターのプログラムと人間の脳の機能を同一に扱うのであれば、誰がどのようにしてPhonerになるProgramを配布したのかという筋書きが欲しいところでした。そのところがPhonerは結局、人間なのか化け物なのか。後者であればプロパンガスで焼かれようが、爆発物で吹き飛ばされようと、純粋に喝采を叫ぶところなのでしょうが、はっきりせずフラストレーションが高まった気がします。
猟奇なPhonerの姿や行動の描写はさすがに優れていますが、それでけでは疲労感が残るだけです。作者自身がプロットをつめ切れていない点が、折角の題材と描写力を生かしきれなかったと思います。

The King has returned……
(2007-01-02)
ようやく待ちに待ったマスマーケット版の‘Cell'を一気に読み通した。今回は過去にKingが書いたさまざまの作品群を思い返しながら読むことができた。
作品は10月1日午後3時3分にケータイで話していた人々に起こる奇怪な現象からいきなり始まる。時々Kingが好んで使う重たい「序章」と言うものはこの作品では用いられていないので、先を急ぎたい私のような人間には向いている。小説の展開も速く、飽きさせられるところはほとんど無かった。またこれまでのKingの作品に比べれば難解な単語はそれほど出てこなかったので、詰まることなく読むことができた。加えてKingの文章のリズムはいつにも増してすばらしい。
この449ページと言う彼にしては長くない「長編」を読みながら思い浮かべたのはまず‘The Stand'だった。‘Cell'はこの1,000ページを超える大作を彷彿とさせるところがある。一方、Kingの第2作目である‘Salem's Lot'もすぐに思い浮かべた作品の一つである。そして‘The Shining'、父と子と言う観点でこの‘Cell'を読むと、ただちにこの異常な父親と特異な能力を持った男の子が思い出された。こちらは逆の設定になっているのだが……。そしてKingの多くの作品に見られる強い母親と今回の母親Sharonの違い……。
最後に述べたいのは、Kingほどの作家ならば、ケータイと言う最も現代らしいgadgetを使ってもっと違う作品を書けたのではないか、と言うのが星5つでなく、星4つにした理由である。

