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Fawcett Books
カテゴリー:Book
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カスタマーレビュー ![]()
霧深いコーンウォールのような謎めいたヒーローがステキ!
(2007-07-14)
花嫁探しをする老人によって導かれた、コーンウォールの領主アナトールとロンドンの裕福とは言えない貴族の娘マデリンとの出会い。
やがて二人は、戸惑いながらも激しい恋に落ちていきます。
複雑で悲しい過去を背負い、心を閉ざしたアナトールの心が美しいマデリンとの出会いによってほぐれていく過程が切ない。
マデリンにやさしくしたくても、思うように感情を表すことができないアナトール。そんなアナトールの心を癒していくマデリン。
様々な過去の呪縛に絡め取られながらも、再生していくアナトールの心の動きに思わずページをめくる手も急ぎがちになります。
なかなか思うように愛を表現できないアナトールの応援を思わずしたくなります。
長く伸びた黒髪と傷ついた獣のような瞳をしたケルト戦士のような容貌のアナトール。
でも、本当は自分の気持ちを伝えようと自分の不用意な言葉で傷つけてしまったマデリンが
手からこぼれ落としたデイジーの花を再び摘み取り、それをマデリンに渡して愛を伝えよう
とするような心やさしい孤独な青年領主。が、マデリンの傍には、ライバルの従兄弟が送った
赤いバラが…。それを観て、デイジーの花束を握りつぶす以外で傷ついた気持ちを表現でき
ないそんな不器用なアナトールにマデリンでなくとも惹かれる読者は多いことでしょう。
時代は、はっきりとは書かれていませんが、服装の描写やその他の記述から18世紀半ばあたりのマリー・アントワネットやルイ15世時代の「銀髪のかつら」をつけていた時代ということがわかります。
マデリンの輝くような赤毛がアナトールによってかつらを取られた時、こぼれ落ちるくだりが印象的でした。
ゴシックロマンのような不思議な力や幽霊のようなものの存在がまだ息づいているコーンウォールの神秘さとアナトールとマデリンの美しいロマンスに感動します。

the bride finder
(2007-06-15)
これは面白かった。ストーリーも良く練られているし、登場人物の描き方もいい。花嫁探し人という特別な能力を代々引き継いだ家系と様々な不思議な力を受け継いでいく家系。元々は同じ一族から出た、いわば本家と分家のような関係に敵対するモートメイン家が登場。複雑に入り組んだ人間関係にお化けあり、陰謀あり、復讐ありで、とてもページをめくるのが早かった。荒削りで傲慢なヒーローの繊細な内面。ヒロインは当惑しながらも、彼の意外な過去ややさしさ、領主としての責任感にぐいぐい惹かれて行きます。生まれてこの方、髪を梳かしたことのないようなアナトールの切ないマデリンへの熱い思いは、読んでいるこちらの方がぐっときました。こういう本に理屈だの、時代考証だの、野暮な事はいいっこなしですよ。楽しみましょう。だってこれはロマンス小説なんですからね!

癒しと許しの物語
(2007-02-26)
ロマンス小説を読み始めて約1年半になります。最初はヒストリカルばかり読んでいました。その後コンテンポラリーを読み出して、ヒストリカルはご無沙汰してました。普通のヒストリカルロマンスでは物足りなくなって、パラノーマルものを読み始めた。今ではいろいろ読んでますが、本書のような美しい物語は今まで読んでことがない。
ヒーローの悲しい過去に何度も泣きそうになった。ヒロインがヒーローに初めて会った時の戸惑いに、ヒーローに話しかけるたびに励ましたくなった。最初は大丈夫かな〜と思ってたヒロインが、迫ってきた敵からヒーローを守る為に闘った時、憎み合っていたヒーローといとこが、許し合った時、愛と許しによってヒーローの心が癒された時、胸がいっぱいになっている自分がいました。是非読んでください。

傷ついた魂が真実の愛によって癒される
(2006-09-14)
謎めいた老人Bride Finderによって、Madelineはコーンウォールの城の主、Anatoleの花嫁に選ばれる。まだ見ぬ夫と穏やかで幸せな生活を夢見て彼女はAnatoleのもとにやってくるが、彼は想像とは全く違う、暗い影と不可思議な過去をもつ人物だった。Anatoleの一族は代々この世のものではない力を持ち、定められた相手と結ばれなければ破滅してしまう。本を好む物静かで美しいMadelineと、野蛮なケルトの戦士のようなAnatoleは正反対だが、やがて激しく恋に落ちる。しかしその時彼女はまだ、彼を苦しめる秘密を知らなかった。やがて二人に迫る魔の手が…
今までに和書洋書に関わらずロマンス本を数百冊読んで来ましたが、この本は中でもベスト10に入るでしょう。パラノーマル物ですが、「この手の話、前にどこかで読んだ」という類の話ではなく、完璧にオリジナル。最初から最後のページまで釘付けで、魔法と真実の愛を信じられる気になります。苦痛に満ちたAnatoleが可哀相で、Madelineを失うかもしれないという彼の恐れに心が痛みました。続編もありますが、本作の方が優れています。この作家の本色々出版されていますが、この本は別格です。最後の方で、本を読みながら幸せで泣いている自分がいました。

