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Signet
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発売日:2007-08-07
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カスタマーレビュー ![]()
精密な背景描写の魅力
(2007-09-14)
フォーサイスの魅力は、精密な背景描写にある。関税や、入出国の手続きなどのように、極めて地味な部分に、情報局でさえ知らないような事実を見つけ、それを巧妙に使って話を組み立てていく。冷戦時代にソ連のKGBが彼の小説の一部を教科書に使ったのは、そのような細部に価値があったからである。だから、この本は、じっくりと読まないといけない。
彼は周到な調査と、イギリス情報局の人脈を使って書いているが、この小説の難点は、アルカイダに関する一次情報が少ないことにある。冷戦時代はソ連からの亡命者から直接情報を得てソ連について書いたが、アルカイダについてはそのようなことはできなかった。結果として、イギリス情報局の分析を使っているようで、2次情報になっている。そのために、やや現実味に欠けるようにも感じたが、これは仕方がないことだろう。ただ、彼はイギリス情報局に友人を多く持っているいるようだし、イギリス情報局に近い視点で見ているように思う。そのような視点を理解することも興味深い。

The Afghan
(2006-09-06)
Avengerもそうだったけど構成がもっと雑になっている。もちろんフォーサイスがかなりの責任があるだろうが編集者が訂正すべき間違いが多すぎる。フォーサイスの特徴である背景の描写が多すぎるので飛ばしたくなります。アルカイーダの一大作戦であるはずがあまり説得力がない。作戦自体の成功性が低く出発点からあちこちうろうろしてわざわざ米東海岸に行く必要もなし。LAをターゲットにしても問題ないと思う。

